rubyの日記

双極性障害ハンドメイド作家diary。

呪縛。

 

明日からお彼岸ですね。

 

 

父のお墓参り。

 

母親に連絡をしたところ、明日姉に連れて行って貰うとの事なので、私は22日辺りに行こうと思います。

 

 

何年前だったか。

 

7、8年くらい前だったか定かではないですが、未だにその時の光景が鮮明に脳裏に焼き付いており、思い出しては何ともいえない負の感情が私を襲います。

 

 

両親の不仲は私が幼い頃からでしたが、夫婦2人きりの生活になってからは更に冷え切った関係でした。

 

 

母親が父に冷たく当たる原因を作ったのは、全て父親なので、自業自得というものでしょう。

 

 

私が生まれる前からの父の悪事については、毎日毎日母親から聞かされていたので、今まで父がどんな夫だったかはよく知っていました。

 

だから、母の父に対しての言動は、側からみれば『そんな言い方しなくても、、』と思う様なものでしたが、それも仕方ないか、、と私は思っていました。

 

 

ある日、母親から電話がありました。

 

『お父さんがお前にしてきたことを謝って貰うから、家に来て。』

 

 

それまでも、それからも、電話ではいつも父に対する愚痴や恨み辛みばかりでしたが、何を突然『謝って貰うから』って。

 

 

まぁ。

 

母親の物の言い方にカチンときた父親が暴力でも振るおうとしたのでしょう。

 

父は1人では生活出来ないことを自分でよくわかっていたので、何があっても『離婚』だけは避けたいわけです。

 

 

母は何かある度に、父親に『離婚』を突きつけていましたが、本気で離婚する勇気はなかったはずです。

 

『離婚』を口にすれば、父親がおとなしくなる。

 

 

だからでしょう。

 

 

取り敢えず、実家に行くと、父親が私の前で土下座。

 

完全なる、わかりやすい嘘泣き。

 

『お父さんが昔rubyにしてきた事を、お母さんに聞いて。

お父さんはそんなつもりじゃなかったし、記憶にないんだけど、でもお父さんがrubyにしてきたことのせいで、ruby鬱病になったとお母さんに言われて。

申し訳ありませんでしたぁぁぁ(嘘泣き)』

 

 

なんなの、この小芝居。。。

 

一体私は今、何を見せられているのでしょう。。

 

 

続けて嘘泣き父は『離婚だけは勘弁して下さい。この歳になってお母さんに離婚されたら、、』

 

 

はいはい。

 

全てお見通し。

 

 

つまり。母親は、私を盾にしたわけですね。

 

 

父を戒めるために。

 

 

私は一度だって、父親に謝罪を求めたことはないし、寧ろ今更触れてほしくない出来事だったわけです。

 

 

こんな形で触れて欲しくないことを上っ面の謝罪で、何とかして離婚を避けようとしている、目の前で土下座をしている父親と、私を盾に父を戒めようとした母親。

 

 

なんだか、悲しいとか辛いとか怒りとか。

 

そんなものは一切感じることなく、ただひたすら、自分の両親を情けなく思った、あの時の感情を未だに忘れることが出来ません。

 

 

こんな茶番のために、実家に足を運んだ私。

 

もう面倒になり、取り敢えず土下座をしている父親に向かって、私は立ち尽くしたまま言いました。

 

『お母さんがお父さんに冷たく当たるのは、全部お父さんが今までしてきたことが原因なんだよ。確かに、あんな言い方を毎日されたら頭にくるかもしれないけど、自業自得なんだから我慢して。今後お母さんに手を上げようとしたら、即離婚して貰うから。』

 

みたいなことを言って帰りました。

 

 

帰宅して数日後、母親から手紙が届きました。

 

『お父さんに謝らせたことで、余計にrubyを傷つけてしまいごめんなさい。』

 

 

手紙は破り捨てました。

 

 

8年間も私を苦しめた悪事を、簡単に『記憶にない』と言った父親。

 

記憶にないことを、申し訳ありませんでしたと頭を下げる父親。

 

 

誰にも言えず苦しみ、僅かな望みをかけて告白したあの日、rubyは末娘で可愛かったからじゃないの❓などと笑った母親。

 

父を戒めるために私を盾にした母親。

 

 

血の繋がりなど、私には無意味だと思います。

 

 

亡くなった父親をもう悪くは言いたくないし、いつまでも過去を引きずっていても仕方ないとわかっています。

 

 

だけど。

 

私は死ぬまで、ずっと背負っていくのでしょう。

 

 

死ぬ時は『色々あったけど、幸せな人生でした。』と思いたいです。